輸入住宅とは海外の設計思想で建てられた住宅

輸入住宅とは海外の設計思想で建てられた住宅 近年、マイホームの実現に際して輸入住宅を選ぶ人が増加傾向にあります。
ここでいう輸入住宅とは、海外の設計思想に基づいた住宅を、資材別またはパッケージで輸入して建築する住宅という意味になります。
重要なのは「海外の設計思想」という部分であり、単に壁や柱などに外国産の資材を使っているだけでは輸入住宅とは呼びません。
間取りや外観のデザイン、機能などにおいて、それぞれの国や地域ではぐくまれてきた住まいに対する考え方が反映された住宅、そうしたものをこの名称で呼んでいます。
輸入住宅の具体的な例として挙げられるのが、わが国でも人気の高い北欧住宅です。
この地域は森林資源に恵まれているため、多くの人々が良質な木材をふんだんに使用した住宅を好みます。
加えて、冬の寒さが厳しい地域でもあるため高いレベルの気密性や断熱性などを備えています。
したがって、高気密・高断熱の木造住宅を求める人にとっては格好の商品ということになります。

輸入住宅とはどんなもの?3つの特徴を解説します

輸入住宅とはどんなもの?3つの特徴を解説します 輸入住宅の持つ特徴は大きく分けて3つあります。
1つ目は、全体的にゆったりとした間取りです。
一般的に、住宅は暮らす人のサイズに合わせて作られています。
よって日本の設計モジュールは910mmですが、ヨーロッパスタイルは1200mm、北米スタイルは1220mmになります。
現在は日本人の体形も欧米化が進んでいることから、暮らしていく住宅のサイズも日本家屋より大きい輸入住宅のものが適していると言えます。
ゆったりとした間取りにすることによって変化するのは、廊下の幅です。
幅の広い廊下はすれ違いやすいため、車椅子でも通りやすくなります。
2つ目は、基本的な性能が高いことです。
それぞれの地域の厳しい環境で快適に暮らしていくために、輸入住宅は夏は涼しく冬は暖かく過ごすことが出来るような構造になっています。
また、耐久性や防火性、耐震性にも優れています。
3つ目は、日本家屋と異なるデザイン性です。
レンガや木材といった素材の質感を大切にしたデザインになっています。
自然との調和を重視したデザインや華麗で堅牢なデザインなど、それぞれの地域の気候や風土に合わせて作られています。